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お知らせ
<2016年 3月12日 更新>
かなり久しぶりの更新です。 2015年度の指導も終わったのでここで2016年度の生徒の募集をしたいと思います。 募集の対象は全国の中学生、高校生です。 募集要項や私の指導例などの詳細はこちらのページへどうぞ。

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わかる算数 小学4〜6年 小学総合的研究 (画像あり)


小学総合的研究わかる算数小学総合的研究わかる算数
(2012/01/19)
桂 雄二郎



最近書店でもよく見かけます。
平積みにされていたりしますよね。

ものすごく目立つ装丁なのでついつい手にとってみる方も多いのではないでしょうか。
本体が543ページ、別冊解答が173ページというその分厚さと、見開きでもA4サイズという小ささから、非常に扱うのが難しいテキストなので購入する際は注意が必要かと思います。

良い点、悪い点、使い方など書いてみたので参考にしてみてくださいね。







このテキストはいわゆる網羅型の参考書です。

網羅型というのは、小学校で習う内容や中学受験などで出題される問題などが、ひと通り掲載されているものを指します。大学受験のテキストだとチャート式なんかをそう呼んだりします。

参考書の説明はいらないかもしれませんが、一応書いておきますね。

参考書というのは問題の考え方や、各項目の基本事項を丁寧に解説してくれているもので、問題演習を主な目的としていないものです。わからないものがあるときに、調べるための本だと思っておくといいでしょう。



網羅型の参考書はその分量からか、途中でやるのが嫌になる人が続出します。
それどころか最初の段階で拒絶反応を示すお子さんも多いでしょう。

この参考書もそんな感じです。
しかも、このテキストは4年〜6年までの内容を分野別に全て収録してあるのでさらにきついです(笑)。

最初に簡単な結論を言うと、お子さんが1人でこのテキストを使うのはなかなか難しいと思います。
さらに、受験しないお子さんや、そのレベルで算数に興味がないお子さんにはまったく必要ないです。
完全に受験生向けのテキストです。



それではまず今回の内容をまとめておくのでお好きなところからどうぞ。
記事本文は実際のこのテキストの構成順になるべくあわせてあります。

1 本書の特長と使い方
2 目次と構成
3 基本事項
4 基本問題
5 中学入試対策
6 まとめの問題
7 発展編
8 別冊解答
9 感想・使い方







1 本書の特長と使い方

わかる算数 特徴 使い方

わかる算数 特徴 使い方 目次


テキストの特長や使い方が簡単に書いてあります。
冒頭によくあるやつですね。

ここで一つ残念なのが中学入試対策のレベルがはっきり書いていないことです。
大体でもいいのでどのくらいのレベルまでカバーできるのかは書いておいて欲しいですよね。

ただ、中学入試対策やまとめの問題の多くは実際の入試で出題された問題で、出題校も書いてあるのである程度はわかるかもしれません。

それでも、聞いたこともない学校名を書かれてもレベルはわからん!
って方も多いと思いますので、次の項目でざっくりとした問題の難易度を書いておきます。






2 目次と構成

わかる算数 特徴 使い方 目次
わかる算数 目次2
わかる算数 目次3
わかる算数 目次4



見た瞬間に「わかりにくっ!」と思った方も多いのではないでしょうか(笑)。

このテキストは学年毎、指導順序ではなく、以下の3つのパートに分けて構成されています。
  • 数と計算
  • 図形
  • 数量関係

これらの分け方はそもそも指導要領に書かれている算数や数学のパートの分け方の一部なのですが、それを基に4年〜6年の内容を縦断的に構成したものです。そのせいで、学年ごとの構成を見慣れている方には、構成がわかりづらいんです。

算数の系統についてはこちらが見やすくて参考になると思います。啓林館さんが作成したもので、pdfで開きます。



ただし、さすがにこれだと見にくすぎてヤバイので、学年別の目次もちゃんとついてます。


わかる算数 学年別目次1
わかる算数 学年別目次2
わかる算数 学年別目次3


これなら一応4年生のお子さんも、5年生のお子さんも、受験しないお子さんも使えそうですよね。


ここで主な構成を整理しておきます。
このテキストはだいたいこんな構成になっています。
  • 数と計算編
  • 図形編
  • 数量関係編
  • 発展編

そして各編はそれぞれこんな感じです。
  • 基本事項(各項の冒頭にあります。)
  • 基本問題
  • 中学入試対策
  • まとめの問題(各章のラストにあります)



さて、問題の難易度を軽く分類しておきます。

便宜上、中学入試のレベルを
レベル1 偏差値〜50
レベル2 偏差値50〜55
レベル3 偏差値55〜60
レベル4 偏差値60〜65
レベル5 偏差値65〜
に分けて考えます。 



基本問題:教科書基礎〜標準
中学入試対策:教科書応用〜入試レベル1
まとめの問題:教科書基礎〜入試レベル1
発展編:入試レベル1〜レベル3

だいたいこんなこんな感じです。
このテキストだけだとレベル4以上は少し物足りないところがあります。

上位になればなるほど独自性のある問題も増えてくるので当然といえば当然ですよね。


以降で問題に関係するところを見て行きましょう。







3 基本事項

わかる算数 項のはじめ



各項の前にはこんな感じで基本事項の解説がなされています。
これも網羅型によく見られる構成です。

このテキストは本編は全てカラーになっています。

基本部分はこれが逆効果になって非常に見づらくなっています。
「ミス注意」「もっと詳しく」などいろんなアイコンでごちゃごちゃして重要な情報が入ってこないのではないかと思います。

ただし、カラーの良い点は図形編や発展編では解説が視覚的にわかりやすくなっているところです。
なかなか説明しづらいところも色分けしてあるので、2色刷りのテキストよりはわかりやすいです。

私は見づらいというだけなので、お子さんがどう感じるかはわかりません。
お子さんが気に入るかどうかが重要です。
テキストは基本的にお子さんが使うものなので。







4 基本問題

わかる算数 項の問題
わかる算数 空間図形




各項の基本問題はこんな感じです。
難易度は教科書基礎〜標準くらいだと思っておけばいいでしょう。


私が見づらいと言っているのがなんとなくわかっていただけるのではないでしょうか。
色やアイコンを多用しすぎて使いやすさが失われています。

空間図形のほうはむしろカラーの良さが出ていると思います。

個人的にはできるだけ余計な装飾はしないほうがいいと思うんですが、なぜこうしたがるのでしょうね。







5 中学入試対策

わかる算数 中学入試問題


中学入試対策は項のラストにあります。
難易度が低い項にはありません。

難易度は教科書応用〜入試レベル1くらいです。

このレベルになると、特に空間図形などで、カラーの良さが出ます。
空間図形が苦手なお子さんにはいいかもしれませんね。







6 まとめの問題

わかる算数 まとめの問題



章末にあります。
その章の問題の類題がまとめてあります。

難易度はそれぞれ対応している基本問題や中学入試対策と同じか、少し難しいくらいです。







7 発展編

わかる算数 発展 平面図形
わかる算数 発展 空間図形1
わかる算数 発展 空間図形2
わかる算数 発展 消去算
わかる算数 発展 植木算
わかる算数 発展 和差算



発展編は中学入試によく出題されるパターンが掲載されています。

上の画像は、私の指導経験から、生徒がつまづきやすい問題パターンをいくつかピックアップしたものです。
図形問題では、時間変化、状況変化する問題がみなさん苦手です。
受験でよく使う線分図の使い方でつまづくお子さんも多いですね。

このパートでカラーの良さがよく出ています。
上の画像を見て「なんとなくわかりやすそうだなー」と思った方も少なくないのではないでしょうか。

特に、水深に関する問題は指導する側にとっても図を描くのがめんどくさかったりして、教えるのが難しいところなので、視覚的にわかりやすいこのデザインはいいと思います。







8 別冊解答

わかる算数 別冊解答1
わかる算数 別冊解答2
わかる算数 別冊解答3
わかる算数 別冊解答4
わかる算数 別冊解答5



解答は別冊になっています。
この解答が、扱うのが難しいと言っている1つの要因です。

解説が少し弱いかなと思います。
必要最小限の解説しか載ってないので、自分で考える力が求められます。

解説を読んでもわからない場合は自分で該当箇所に戻って復習する必要があります。
そのため個人学習をするのは少し難しいと言えます。

ただ、逆に言えばある程度自分で考える力があるお子さんにとってはいいのかもしれません。
解答で不足している部分を自分で考えて補いながら勧めるのはとても大切なことです。


小学生が使うにしてはテキスト自体のサイズが小さいので、解答も小さくて見づらく感じるお子さんもいるんではないでしょうか。







9 感想・使い方

講師としての私の意見は、このテキストは指導する際にはあまり使いたくないテキストです。
まず、小さくて分厚いのでその時点で扱いづらいです。

しかも、普通の小学生がこれを使って個人学習できる気がしません。

私だったら、中学入試対策と発展編の部分だけ別にして受験用の参考書として作ると思います。
さらに、対応した問題集を作ればけっこう売れると思います。

それだけに残念ですね。



ご家庭での使い方としては、お子さんというよりむしろ親御さんが使うものかと思います。

お子さんに勉強のことで聞かれたり、教えたりすることってありますよね。
そんなとき説明に困ったことがあるかと思います。

これを見せながら説明してあげれば空間図形などのわかりにくいところも説明しやすいですよ。

ということで、このテキストはお子さんが使うものではなく、教える人が教えやすくするために使うものという位置づけにしておきます。これを与えてもほとんどのお子さんは使いこなせないと思います。


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[ 2015年03月20日 22:00 ] カテゴリ:算数 | TB(-) | CM(-)
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