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お知らせ
<2016年 3月12日 更新>
かなり久しぶりの更新です。 2015年度の指導も終わったのでここで2016年度の生徒の募集をしたいと思います。 募集の対象は全国の中学生、高校生です。 募集要項や私の指導例などの詳細はこちらのページへどうぞ。

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大学受験の勉強方法 「第6回 おすすめの勉強方法(独学編)」

女子高生_考え中1




大学受験の勉強方法でお悩みの方も多いのではないかと思います。すでに同じような内容を記事にしていますが、今回はその悩みを解消する方法を記事にしました。受験生の悩み全てに答えようとすると、ひとつの記事では長くなりすぎるので、今回は「勉強方法」についてだけにしました。勉強方法についての悩みはだいたいこんな感じになるのではないでしょうか。

1 どうやって勉強したらいいかわからない
2 勉強してるが成績が上がらない
3 暗記ができない・覚えられない
4 テキストは何を使えばいいのかわからない
5 予備校・個別指導・家庭教師・独学、のどれがいいかわからない
6 勉強したくない

他にもいろいろとあると思いますが、今回はこれらのうち1〜3に対しての解決策を紹介します。4〜6については今回は扱いません(次回以降扱うかもしれません)。解決策といっても特別なことは何も書いていないです。ごく当たり前のことしか書いてないですが、その当たり前のことができないためにうまくいかない人が多いです。その当たり前のことを、今までに書いた記事もふまえて、改めてまとめてみました。


大学受験の勉強方法は大きく分けると2つで、「入試によく出る定型パターンからひたすら詰め込んでいく方法」と、「基礎からじっくり幅広い知識を身につけていく方法」です。前者は時間に余裕がない場合の勉強方法で、後者は時間がある場合の勉強方法です。目指す大学が上位になればなるほど、後者の勉強方法が重要になっていきます。前者の勉強方法は、やるべき問題パターンがそこまで多くないので、一見簡単そうですが、問題選定をしなければならないので独学でやるのは以外と難しいです(使うテキストによってある程度クリアできますが)。後者の方法は、やることが多いのでそういう意味では大変です。

どちらの勉強方法にせよ、いい結果を出すにはいくつかのポイントがあります。以下に書いてあることは、私の経験上知っている「いい結果を出すためのポイント」です。今回は独学で受験勉強をするときに必要なポイントを書き出しました。どれもシンプルで、これを読み終わった次の瞬間から実行できるものばかりです。似たようなことをすでにやっているという人もいるかもしれません。ポイントは全部で8つです。

まずはそのポイントをまとめます。1〜2に対する解決策は下記のポイント①〜⑧全て、3に対する解決策は④〜⑦、があてはまります。



①初期の段階で実行するのが難しいことはやらない
②戦略的保留をする
③ペースは守る。遅れないように。
④解けなかった問題に印をつける
⑤1日の中で反復練習をくり返す
⑥1週間単位で行動する
⑦定期的にまとまった復習をすること
⑧参考書や問題集は1周目と2周目以降では使い方を分ける



見てわかる通り、ほとんどは「問題演習」に関するものです。心構えなど精神的なアプローチは、その効果に個人差がありすぎるので一概にこれが良いとはいえません。場合によっては逆効果になるものもあるでしょう。この記事では、なるべくそういった要素を排除し、誰がやっても効果を得られる方法を書きました。

勉強で重要なのは復習をくり返すこと、インプット(解法理解)の演習とアウトプット(本番同様)の演習を使い分け、必ずワンセットで行うこと、です。そこに、復習の効率性を高めるための工夫を施せば、限られた時間で最大の効果を得ることができます。

どんなに効果的な方法でも、実行するためのハードルが高すぎたら、多くの人にとってその方法は価値がありません。この8つのポイントはそのハードルをぎりぎりまで下げ、かつ効果を得られるものです。

それではそれぞれのポイントの詳細をみていきましょう。








①初期の段階で実行するのが難しいことはやらない

勉強に慣れてない段階で難しいことをやろうとすると、ほとんどの場合挫折し、モチベーションがさがります。例えば、「一日100個英単語を覚える」とか「この参考書を1週間で1周する」とかです。もちろんできる人はいいです。過去にそれに相当することをやったことがある場合もやってみてもいいかもしれません。そうじゃないならやめておきましょう。自分で決めてやるにせよ、誰かに決めてもらってやるにせよ、実力が伴わないうちに難しいことをやっても身に付かないだけでなく、挫折しやる気がなくなることがほとんどです。最初のうちはできるだけ実行するのが簡単なことをやるようにしましょう。








②戦略的保留をする

勉強をしていて、どうしても理解できない納得いかない問題に出くわしたとしましょう。そのときは、その問題は一旦保留とし、次の問題に進みましょう。限られた時間の中で成果を出すには、この戦略的保留が有効です。ある程度学習を進めた後で戻ってみると、理解できるようになっていることもあります。いつまでたっても理解できない場合は、自分にはその問題は向いていないと思い、いさぎよくあきらめましょう。

気をつけなければならないのは、体系的に考えて重要な問題はなるべく保留にせずに理解することを優先しなければならないということです。例えば、数Ⅰの二次関数の知識は数ⅡBや数Ⅲでもよく使うのでなるべく漏れなくやる必要がありますが、数Aの場合の数と確率は他の単元との関連はほぼないのでわからない問題はどんどん飛ばしてもいいでしょう。この問題選定は受験生が個人でやるのは難しいです。予備校や、個別指導、家庭教師、などのメリットの一つはここにあります。

戦略的保留をする際には、問題近くのわかりやすいところに、その旨がわかるような印を保留した日付とともにつけておくといいでしょう。そうすれば、いつ保留したかがわかり、復習するときにやるべきところが一目でわかります。








③ペースは守る。遅れないように。

勉強をはじめる前に、まずは目標(今の場合は志望校)を設定し、その目標を達成するために必要なことを整理しましょう。それを逆算していって合計でどれくらいの時間が必要か計算しましょう。単位は◯時間/日と◯ページ/日がいいです。各科目毎に計算し一日で何時間勉強する・何ページ進める必要があるかを把握しましょう。それがペースの目安になります。

気をつけなければならないのは、数学や理科系の科目の場合、単元によって難易度がかなり異なるということです。また、同じ単元内でも後半にいくに従って難易度が上がります。ということは、同じ単元でも後半のほうは時間がかかるということです。これも考慮し、この辺はこのくらいの時間で、ここはこのくらいの時間で、とおおまかでいいので、ペースの目安を立てる必要があります。

具体例として新課程 青チャートⅠ+A (チャート式 基礎からの数学Ⅰ+A)を考えて見ましょう。

テキスト名(出版社、著者) 新課程 チャート式 基礎からの数学ⅠA(数研出版、チャート研究所)
タイプ 参考書(網羅型)
値段 店頭価格 1820円+税
サイズ、刷 A5、第4刷(平成24年度発行)
頁数(問題の頁数、解答の頁数) 902頁(486頁、391頁)
問題量 ★★★★★
問題の難易度 ★★★★☆
問題の解答 ★★★★★
数学的理解が深まる内容 ★★★☆☆
扱う難易度 ★★★★☆
問題数 例題=314題、練習=314題、EXERCISES=237題、総合演習=33題、計=918題
1周目にかかる時間の目安 例題=78.5h、類題=78.5h、EXERCISES=118.5h、総合演習=16.5h、計=292h(98日)
問題数÷頁数= 1.011
おすすめレベル 文:レベル2〜4、理:レベル2〜3


表の「1周目にかかる時間の目安」は、基本・重要例題で15分、EXERCISES・演習問題で30分、1日3時間、の設定で、約98日かかることになります。あとは志望校や自分の現在の実力に合わせて調整するといいと思います。現実的にはやりながら調整していくことになるでしょう。勉強をはじめる前にペースの目安を考えるときは、ざっくりとした数値でいいと思います。例えば、基本例題だけを2ヶ月で1周やるとしましょう。必要な時間の章毎の平均は1週間くらいです。

数Ⅰ
第1章・数と式:比較的簡単なので3日
第2章・2次関数:重要かつ難しいところがあるので2週間
第3章・図形と計量は1週間
第4章・データの分析は入試での出題可能性は低いのでカット
数A
第1章・場合の数:1週間
第2章・確率:1週間
第3章・図形の性質:やるべき問題が少ないので3日
第4章・整数の性質:やや難しいところがあるので2週間

これで約7週間です。残りの1週間は調整のための時間です。予定通りに勉強が進むことはほとんどないので、遅れた場合に備えて余裕をもってペースを考えるのが成功の秘訣です。あとは、勉強を進めながら調整していくといいでしょう。各章が早く終わるぶんにはかまいませんが、遅れてきたときにどうするかの判断が大切です。例題は1問15分と設定しましたが、理解できそうであれば+5〜10分くらいかけてもいいでしょう。それ以上はやめたほうがいいです。また、各章毎に残りのページ数・内容から考えてペースを守れると判断したなら、いくら時間をかけてもいいでしょう。重要なのは上記のように各章ごとにおおまかな目安をたて、それを確実に実行していくことです。ちなみに、この例は実際に私が使うものに近いので、読者の方がそのまま使っていただいても有効です。








④解けなかった問題に印をつける

問題演習をしたときは、その結果に応じて決まった印をつけるようにしましょう。以下は私が指導しているときに使う印の例です。

×:解き方や考え方が間違っていたとき(答えが偶然あっていても×にします)
△:解き方や考え方はあっていたが、計算ミス等のケアレスにより間違えた(計算問題の場合は×にします)
保:戦略的保留をしたとき

主にこの3つです。あまり細かく分けすぎると管理がめんどくさいので、これくらいにしてます。必要があればもう1種類くらいは増やしてもいいでしょう。例えば、特に重要な問題の場合は☆など。ちなみに小中学生に指導するときは、生徒自信の管理を平易にするために×だけにしています。








⑤1日の中で反復練習をくり返す

1日の中での勉強方法としては、科目ごとに、アウトプット1→インプット1→アウトプット2→インプット2が1セットとなります。アウトプット1では、前回やった内容で×印がついたところを再度演習します。このとき解けなかったらもう一度×をつけます。インプット1では、前回の続きを進めていきます。アウトプット2では、インプット1で理解・納得したことが実際に解けるかを確かめます。インプット2では、アウトプット2で解けなかった問題や不安なところを再度インプットし直します。以下にその具体例を示します。

参考書の使い方の例(1周目)

⑴ 例題に目を通す
⑵ 例題の解答に目を通しポイントを抑える
⑶ 納得したら、ノーヒントでその例題を解く
⑷ ミスしたところや自分の中で課題になっている部分のテキストにペンを入れる
⑸ 次の例題に進む
⑹ ⑴〜⑸をくり返す
⑺ 決めた時間が来たら他の科目の勉強に移る
⑻ 他の科目の勉強が終わったら、⑴〜⑹でやった例題をもう一度ノーヒントで解く
⑼ ⑻で解けなかった問題に×印をつける(ケアレスミスも含む)

チャートの場合は1周目は例題のみを進めていく方法と、1周目から例題と練習を解いていく方法がありますが、練習は類題とまったく同じ解き方で解けない場合も多いのでこの場合は注意が必要です。私はこれらの方法を志望校や本人の現在の実力・ポテンシャルに応じて使い分けています。








⑥1週間単位で行動する

これは上記の勉強方法の続きですが、受験勉強は1週間単位で区切って行うのがいいと思います。なぜかというと、まずひとつに世間一般が1週間単位で動いているので、塾や予備校に通う場合はそれに合わせて行動する必要があげられます。もうひとつは、ペースの調整をするためです。その週で遅れが生じた場合、毎週決まった曜日に調整するようにすれば、大幅な遅れがでることなく勉強を進められます。また、1週間の総復習をその曜日に行うことで、より安定して知識の定着をさせることができます。以下は上記の⑴〜⑼の流れの延長です。

⑽ 月曜から土曜まで⑴〜⑼をくり返す
⑾ 日曜に月曜から土曜までに×印がついた問題をもう一度ノーヒントで解く
⑿ ⑾で解けなかった問題に×印をつける(この時点で×印が2個つく問題はかなり苦手と判断できる)
* 日曜は、必要があればペース調整を優先しても可


模試などがあって日曜や土曜が使えない場合は予めその週でやることを調整しておきましょう。








⑦定期的にまとまった復習をすること

これは上記の⑴〜⑿のさらに延長ですが、ある程度テキストを進めたら、そこまでの内容を1日で一気に復習する日を作ると良いです。これも安定した知識の定着のために有効なことです。例えば数Ⅰを考えましょう。第1章:数と式、第2章:二次関数、の決めた項目をひと通り終えたら、その次の日にその2つの章の扱ってきた問題を全て解き直します。ここで重要なのは、パッと見て解き方がわかる問題は飛ばしてもいい、ということです。そうすれば時間の節約になります。ただし、学力が低い人や、ミスが多い人、性格が素直じゃない・まじめじゃない人、はそういった問題でもしっかり手を動かして解き直したほうが賢明です。解法や考え方を理解していることと、実際に解けることは別だからです。

問題の難易度や学力にもよりますが、まとまった復習をするタイミングは1、2章が終わった段階でするのが良いと思います。それより多い章になると、1日で終わらなくなる場合もあります。あくまでも1日で終わる量がポイントです。この日に限っては、1日の勉強時間を通常よりも長めにとらなければならないと考えておいたほうがいいでしょう。








⑧参考書や問題集は1周目と2周目以降では使い方を分ける

まずはなにを持って1周目とするかですが、受験勉強をはじめようと思いたったときからを1周目とするといいと思います。学校でやっていた内容がどれだけ身に付いているかはかなり個人差があるので、そこはあまり気にせず1周目としましょう。その定着度によって1周目の進むスピードにかなり誤差が出ますが、その調整は1周目を進める過程で行うと良いと思います。そういう意味でもこの定義を1周目とするほうがリスクが少ないと言えます。

さて、1周目と2周目の使い方ですが、1周目は基本的で優先度が高い問題をひと通り経験するためにあります。なにを持って基本的かつ優先度が高いとするかについても、志望校や現在の実力・ポテンシャルによってことなります。詳細は後述する具体的な例を参考にしてみてください。2周目は、1周目で学習した内容の定着度(実際に解けるかどうか)を確認するとともに、1周目で飛ばしていた難しい問題や優先度が低い問題を扱います。2周目ですが、あまりにも1周目の定着度が悪い場合は、難しい問題や優先度の低い問題はやらずに、1周目と同じことをもう一度やるようにしましょう。あせっても良いことはありません。まずは基本的な内容をしっかり身につけることが大切です。

3周目以降は1、2周目の内容の定着度(実際に解けるかどうか)の確認が主になります。何周すればよいか、という問いに対しての定量的な答えはありません。目標を達成できるレベルになるまで時間の許す限り何周でもくり返す、というのが唯一の答えです。ただし、まずは科目全体での得点を考えて、ある程度の定着度になったら上位の科目に移行するといいでしょう。例えば、数Ⅰを学習していたとして、目標達成のために必要な問題の7、8割程度をノーヒントで解けるようになったら数Aに移行してもいいでしょう。あるいは6割かもしれません。それも条件によって異なります。









今回紹介した勉強方法の8つのポイントは、独学する人だけではなく、予備校・個別指導・家庭教師、どの方法を選んでも使える方法です。成績が上がらない人は、勉強方法に問題がある場合が多く、そのほとんどは復習の仕方に問題があります。また、ノートに整理したり、まとめたりして満足し、演習を怠ることも、一つの要因です。演習の仕方も、インプット時は解法を理解することを優先し、解説や解答を見ながら進め、アウトプット時は本番同様ノーヒントで解くトレーニングをするなど、目的に応じて明確にやり方を分ける方がいいです。

この8つのポイントをおさえて勉強すればほぼ間違いなく成果が出ます。すぐに効果が出るものではありませんが、長期的に見れば、こういう地味なポイントをおさえて勉強するのがリスクが低くて効果的です。全ての人に有効ではないかもしれませんが、ぜひやってみてください。どんな素晴らしい方法でも、実行しなければ何も起きません。どんな些細なことでも、実行すれば必ずなんらかの効果はあります。どんどん行動していきましょう。

最初のほうに書いた、受験生の悩みの一つ、「どんなテキストを使ったらいいかわからない」「予備校・個別指導・家庭教師・独学のどれがいい?」に対する答えは次回以降書く予定です。

大学受験に関して質問がある方は下記のコメント欄からどうぞ。また、他の方に見られたくない方はメールフォームからどうぞ。全ての質問に答えられるかはわかりませんが、答えられる範囲でお答えします。






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[ 2014年06月29日 00:00 ] カテゴリ:勉強方法(大学受験) | TB(0) | CM(0)
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