FC2ブログ
個別指導講師の学習教材レビュー TOP  >  スポンサー広告 >  高校数学(参考書)  >  チャート式 >  新課程 黄チャートⅢ (チャート式 基礎からの数学Ⅲ)
お知らせ
<2016年 3月12日 更新>
かなり久しぶりの更新です。 2015年度の指導も終わったのでここで2016年度の生徒の募集をしたいと思います。 募集の対象は全国の中学生、高校生です。 募集要項や私の指導例などの詳細はこちらのページへどうぞ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


[ --年--月--日 --:-- ] カテゴリ:スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

新課程 黄チャートⅢ (チャート式 基礎からの数学Ⅲ)



チャートは白、黄、青、赤と順に難易度が上がることはよく知られていますが、その他の違いについてはあまり知らない人も多いのではないでしょうか。特にこの黄チャートはその構成にクセがあり、白チャや青チャに比べて汎用性が低い参考書です。掲載されている例題は238パターンで白チャの218パターンより多いですが、具体的な特徴はなんでしょうか。白チャや青チャとの違い、白チャや青チャの方がいい理由はなにか、などについて解説します。

以下のリンクでページ内の該当箇所に飛ぶことができます。記事が長いので、見たいところ、興味があるところからご覧ください。

目次
構成
問題の解答
総評
テキスト問題難易度ー大学ランク 対応表



本文にはよく「レベル0」などの表現が出てきますが、これは当ブログで設定してある基準です。詳しくは項目「テキスト問題難易度ー大学ランク 対応表」を参照してください。





<目次>

目次は巻頭にある目次と、各章の先頭にある目次があります。ここを見るだけでも構成が見えてきます。白チャと比べてみてください。また、白チャ、黄チャ、青チャの違いについてはこちらを参照してください。

黄チャ3 目次


以下は各章の先頭に記載されている目次です。学習したいところがピンポイントで探せるので非常に便利です。また、基礎例題、発展・補充例題、がそれぞれどこに載っているのか、問題のレベル、などが記載されているので、学習の目安になります。ただ、これらはあくまで目安なのであまり気にしすぎない方がいいでしょう。実際の入試でどの問題が出題されるかはわからないので、受験勉強初期や学校対応での学習では、下記の勉強法のようにおおまかな分け方で偏りなく学習していった方がいいです。時間に余裕がない場合は別ですが。

パーフェクトコースは全ての問題をやれということなのでいいですが、スタンダードコースやセンター試験コースについてはそれ通りやっていいかと言われると「?」となる部分があります。特にセンター試験コースですが、この通りやってもレベル0の大学ですらセンターの基準に到達する可能性は低いです。まぁ教材の使用効果はかなり個人差がありますが。

黄チャ3 章目次
黄チャ3 章目次_0001
黄チャ3 章目次_0002
黄チャ3 章目次_0003
黄チャ3 章目次_0004
黄チャ3 章目次_0005
黄チャ3 章目次_0006
黄チャ3 章目次_0007





<構成>

黄チャは主に「CHECK&CHECK」「基本例題」「重要例題」「補充例題」「PRACTICE」「EXERCISES」から成っています。各単元で1つのEXERCISESに基本例題、重要例題、補充例題、の総合演習問題がまとまっています。これが白チャとの大きな違いで、このEXERCISESでは幅広い難易度の問題が掲載されていることになり、扱いが難しくなります。また、EXERCISESは例題よりも難しい問題もあり、これも白チャとの違いです。白チャは例題とEXERCISESで問題の難易度にほとんど差がありません。

白チャート、黄チャート、青チャートの構成などの違いは白チャート、黄チャート、青チャート、の違いとおすすめの使い方を参照してください。

黄チャ3 構成
黄チャ3 構成_0001


基本事項、CHECK&CHECK
各節の最初に基本事項がまとめてあり、その内容の問題としてCHECK&CHECKがあります。問題の難易度は教科書基本レベルなので、基本例題の前の確認に使いましょう。パッと見で大丈夫そうな問題は飛ばしてもいいでしょう。

黄チャ3 基本事項
黄チャ3 基本事項_0001



<基本例題>
基本例題の問題の難易度そのものは青チャとそこまで差はありません。白チャとの違いを簡単に説明すると、白チャで発展例題・補充例題に分類されていた問題が、黄チャでは基本例題に分類されている、といった感じです。逆に、黄チャで重要例題に分類されている問題は、白チャでEXERCISEに分類されているものもあります。

メリット
  • 主に教科書レベルから入試レベル0(の中でも平易なもの)までの問題が載っているので、レベル0〜1の入試の基礎基本作りとして使えます。
  • 青チャに比べると問題がパターンごとに細かく分かれています。
  • 基礎例題のタイトルのすぐ横には関連している基礎例題や発展例題の番号が記載されているので、関連問題を探すのに便利です。
  • 例題のすぐ下には、解答の指針として「CHART&SOLUTION」があります。その下には例題の解答があり、欄外には言葉や式による補足説明があります。また、解答の下には、例題の考え方を詳しく説明したり、それを一般化した基本事項・公式などが「INFORMATION」として示してあります。なにかわからないことがあればまずはこれらに目を通してみましょう。

デメリット
  • 問題の難易度と問題構成から考えると、初習やそれに近い学力の人には向きません。また同様の理由から学校対応には向きません。
  • 問題の難易度が方位磁石マークでその個数に応じて5段階で表されていますが、これはテキスト内での相対的な難易度なので、大学入試の問題の難易度には対応していません。



PRACTICE
各例題にはそれに対応した類題として、「PRACTICE」が例題ページの下部に記載されています。難易度は例題とほぼ同じか弱冠難しいものもあり、中には例題の解答以外の知識が必要なものもあるので、扱い方に少し注意が必要な場合があります。これも白チャと違うところで、黄チャの方が扱うのが難しい理由です。

黄チャ3 例題
黄チャ3 例題_0001
黄チャ3 例題_0002



重要例題・補充例題
問題の難易度は白チャのEXERCISEや、単元によってはそれ以上のものもある場合があります。また、青チャの重要例題・補充例題と比べても問題の難易度そのものに大きな差はありません。黄チャとの総合的な難易度はEXERCISESや演習問題、総合演習などによって差がでます。

ただ、補充例題は2題しかないので、あえて重要例題と分ける必要があるのかどうかは疑問です。

メリット
  • 大学入試レベル0〜1までの入試頻出パターンの問題を中心に構成されているので、基本例題が100%近く身に付いたあとに、この部分を学習すれば得点力が安定します。基本例題と合わせて身につけることができれば、レベル0までの大学の合格可能性はかなり高いと考えて良いでしょう。
  • レベル2の基礎基本作りとして使えます。

デメリット
  • 単元によってはレベル2程度の問題もあるので、レベル1が目標の場合、全ての問題をやるのは時間の面で効率が悪いです。
  • レベル2が目標の場合は少しもの足りない部分もあるので、プラチカ理系数学入試の核心(標準編)などの問題集で演習し思考力を鍛えるといいでしょう。
  • レベル3以上の大学入試だと、対応した問題の難易度や種類・量などが不足するので、青チャなどの上位の参考書を使うのをおすすめします。


黄チャ2B 重要例題
黄チャ2B 重要例題_0001
黄チャ2B 重要例題_0002
黄チャ2B 補充例題
黄チャ2B 補充例題_0001



EXERCISES

各節毎に設定されている演習問題のページです。ここで白チャと差が出ます。問題の難易度が白チャよりも少し上がります。単元によっては問題の難易度において、例題とのギャップが大きく、解いたり理解するのにより時間がかかります。ただし、そのギャップは青チャのそれよりも小さいです。

メリット
  • Aは入試レベル0〜1程度、Bはレベル1〜レベル2程度なのでレベル1の大学入試に適しています。
  • レベル2が目標の場合の基礎基本作りに使えます(総評のデメリット部分参照)。
  • 問題は難易度や問題の種類に応じてAとBに分かれているので、扱いやすいです。
  • 各問題には関連する例題番号が載っているので、関連問題の学習をするのに便利です。

デメリット
  • 基本例題・重要例題・補充例題の総合演習として設定されているので白チャのEXERCISESよりも問題の難易度も扱うのも難しいです。これも黄チャが初習やそれに近い学力の人には向かない理由の1つです。
  • レベル2が目標の場合は少しもの足りない部分もあるので、プラチカ理系数学入試の核心(標準編)などの問題集で演習し思考力を鍛えるといいでしょう。


このEXERCISESの部分が、白チャートと黄チャートの大きな違いのひとつです。どちらの参考書にもEXERCISESはありますが、白チャートは例題の反復練習のためにあり、黄チャートは例題の内容の応用練習のためにあります。白チャート、黄チャート、青チャートの違いは白チャート、黄チャート、青チャート、の違いとおすすめの使い方を参照してください。

黄チャ3 EXERCISES





<問題の解答>

略解
本体の巻末に問題の略解があります。答え合わせをしたいだけのときに使いましょう。詳細は下記の勉強法を見てもらいたいのですが、良い勉強法では解説を見ないでまずは自分で考えることが大切です。

黄チャ3 略解
黄チャ3 略解_0001


別冊解答
問題の解答は別冊です。本体の巻末に略解があります。全ての問題に対して、途中式を含めた解説がしっかりと成されています。解答自体に問題も載っているので便利です。また、言葉や式による補足説明もしっかりしていて、独学が十分に可能です。問題自体も解答冊子に記載されているので、これも便利です。

黄チャ3 解答
黄チャ3 解答_0001





<総評>



テキスト名(出版社、著者) 新課程 チャート式 基礎からの数学Ⅲ(数研出版、チャート研究所)
タイプ 参考書
値段 1780円+税
サイズ、刷 A5、2014年発行
頁数(問題の頁数、解答の頁数) 720頁(333頁、352頁)
問題量 ★★★★★
問題の難易度 ★☆☆☆☆
問題の解答 ★★★★☆
数学的理解が深まる内容 ★★☆☆☆
扱う難易度 ★★★☆☆
問題数 数Ⅲ:基本例題=169題、重要例題=67題、補充例題=2題、CHECK&CHECK=59題、PR=238題、EX=204題(A問題=99題、B問題=105題)、計=739題
1周目にかかる時間の目安 数Ⅲ:基本例題=42.25h、重要例題=16.75h、補充例題=0.5h、CHECK&CHECK=14.75h、PR=119h、EX=102h(A問題=49.5h、B問題=52.5h)、計=295.25h(=99日)
問題数÷頁数= 1.026
おすすめレベル 理:レベル1〜2



おすすめレベルについては下部にある「テキスト問題難易度ー大学ランク 対応表」を参照してください。表の見方を含めて教材レビューの見方、特に1周目にかかる時間の目安についてはこちらを参照 → 教材レビューの見方

メリット
総合的に判断すると黄チャを使ってメリットを得られる状況はあまりありません。具体的にはデメリットをご覧ください。唯一挙げるとすれば、白チャや青チャよりも少し量が少ないということですが、これはメリットでもありデメリットでもあるかもしれません。問題を絞るのであればもう少し思い切った絞り方が必要でしょう。

デメリット
  • 教科書基礎レベルなど基本的な部分が省略されているので学校対応には向かない
  • レベル0〜1の大学入試の勉強で使うことを考えると扱うのが難しい
  • レベル2以上の大学入試の勉強で使うことを考えると扱いやすさや難易度が物足りない
  • 量が多い


レベル1〜2の大学入試をカバーできてはいますが、中途半端で使いにくい、というのが黄チャートの最大のデメリットです。学校対応やレベル0〜1であれば白チャの方がいいし、レベル2〜3であれば青チャの方がいいです。以上、デメリットの方が多いので使い方は省略します。

白チャの詳細情報についてはこちらを参照してください。




<テキスト問題難易度ー大学ランク 対応表>

当ブログのテキストレビューはこれを基準にしていますが、この表は絶対的なものではなくあくまでも一つの目安だと考えてください。





レベル(偏差値) 国公立 私立(関東) 私立(関西)
レベル5 東京、京都
70〜
レベル4 北海道、一橋、東京工業、大阪、東北、名古屋、お茶の水女子、筑波、横浜国立、東京外語、九州、神戸 早稲田、慶應義塾
60後半
レベル3 首都大東京、千葉、広島、大阪市立、名古屋市立、東京農工、国際教養、岡山、金沢、電気通信 国際基督教、中央(法)、東京理科、上智、津田塾(学芸) 同志社、立命館、同志社女子(文)
60〜65
レベル2 大阪府立、熊本、名古屋工業、奈良女子、新潟、静岡、京都府立、神戸市外語大、滋賀、埼玉、岐阜、横浜市立、三重、東京学芸、信州 立教、明治、青山学院、中央(法以外)、法政、学習院、津田塾(学芸以外)、日本女子、東京女子 関西、関西学院、同志社、立命館
55〜60
レベル1 長崎、山形、鹿児島、群馬、弘前、宇都宮、山梨、和歌山、岩手、富山、香川、愛媛、徳島、山口、秋田、福島、福井、大分、鳥取、茨城、島根、高知女子 明治学院、成蹊、成城、芝浦工業、日大、駒澤、専修、東洋、國學院、聖心、フェリス、学習院女子 龍谷、甲南、京都産業、近畿、京都女子、神戸女学院
50〜55
レベル0 宮崎、高知、琉球、前橋工科、高知工科、佐賀、奈良県立、室蘭工業、群馬県立女子、福岡女子 神奈川、東海、多摩川、亜細亜、桜美林、立正、帝京、拓殖、国士舘、関東学院、昭和女子、共立女子、東洋英和、大妻、実践、清泉、相模女子、白百合、東京家政、文化女子 摂南、神戸学院、佛教、大阪経済、桃山学院、追手門
〜50



上記の表は過去の記事から引用
大学ランク [国公立、私立(関東)、私立(関西)総合版]

関連記事










[ 2014年06月30日 00:00 ] カテゴリ:チャート式 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

英文多読はKindleで♬
スポンサードリンク
Googleでサイト内を検索
シェアする
カテゴリ
人気ページランキング
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

スポンサードリンク


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。